コストも荷物も最小限に「身軽な暮らし」スタートしませんか? 初期費用を抑えられる3つのサービスまとめ
これからの時代、働き方も、住む場所も、きっともっと自由になるはず。新しい時代の「身軽な暮らし」を考える連載をスタートします。 第1回は、新しい暮らしをスタートしようと思った時、一番ネックになる「お金」の問題について。家具・家電を揃えるコストや、敷金・礼金などの初期費用に縛られず、身軽に生活が始められる3つのサービスをまとめました。…
複数の人とともに生活をするシェアハウス。賃貸暮らしでは得られない暮らしを楽しめそうですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?メリットやデメリットだけでなくシェアハウス選びにも役立つ情報をご紹介します。
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シェアハウスには厳密な定義があるわけではありませんが、一言で表すと「ひとつの住宅や建物を複数の人が共同で使いながら、ともに生活する暮らし方」です。
それぞれの入居者が使う鍵付きのプライベートな「個室」と、リビングやキッチン・お風呂など、みんなで共有する「共用スペース」の2つで構成されているのが一般的。
近年は、さまざまなタイプのシェアハウスが登場し、より多様な暮らし方を選べるようになってきています。ご自身の憧れや価値観に合った暮らし方も、実現できるかもしれません。
またシェアハウスは、住む人とは別に「運営事業者」が存在していることも多いです。運営事業者は、物件の管理や清掃、入居者間のトラブル対応まで、専門的な立場でサポートしてくれます。
初めての一人暮らしも安心してスタートできそうですね。
シェアハウスでの暮らしについてもっと深くご理解いただくために、まずはシェアハウスのメリットについてご紹介します。
・初期費用や家賃を抑えやすい
・家具・家電付きの物件が多いため身軽に引越しできる
・一人暮らしよりも充実した共用部や設備を利用できる
・多様な人と助け合いながら暮らせる
・事業者が家事を一部代行してくれることも
まずひとつ目のメリットは、費用の安さです。
一般的な賃貸マンションを借りる場合、敷金・礼金・仲介手数料などで家賃の4〜6ヶ月分もの初期費用がかかるケースも珍しくありません。引越し費用や家具・家電の費用なども合わせると、トータルで50万円近くかかってしまいます。
しかし、シェアハウスでは多くの場合、そのような高額な費用は不要です。一般的には、保証金などの費用として5〜10万円程度を支払うだけで、シェアハウスでの生活を始められます。
なるべく住居費を減らしたいと考えている人にとっては嬉しいポイントですね。
多くのシェアハウスには、生活に必要な家具や家電があらかじめ備え付けられています。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジといった「みんなで使う家電」はもちろん、個室のベッドや机、エアコンなども揃っているケースが多いです。そのため賃貸物件のように、多くの家具・家電を自分で用意する費用や手間を省けます。
一人暮らしを始める場合、家具・家電を一式揃えるのに10〜20万円以上かかることも珍しくありません。
また、わざわざ大きな荷物を運ぶ必要もなくなるため、引越し費用も大きく削減できるでしょう。
シェアハウスによっては一人暮らしではなかなか手の届かないような、充実した共用設備を利用できる可能性があります。
例えば物件によっては、
・複数人で料理を楽しめる広いアイランドキッチン
・大画面で映画を楽しめるシアタールーム
・本格的なマシンが揃ったフィットネスジム
など、自力で用意するのが難しいような設備が用意されています。
一人暮らしでは叶えられないような生活も、シェアハウスなら実現できるかもしれませんね。
一緒に暮らす人とのつながりも、シェアハウスならではのメリットです。年齢や職業、国籍の異なる人々との共同生活は、視野を広げてくれるだけでなく、暮らしの中に安心感が生まれやすいです。
疲れて帰宅したとき「おかえり」と声をかけてもらえたり、体調を崩したときに食事のサポートをしてもらったり。いざという時にすぐ助け合える仲間ができるのも、やはり心強いですね。
また、複数の住人が異なる時間帯に出入りするシェアハウスは、防犯面でも優れています。日中留守になりがちな単身者向けアパートよりも、空き巣やストーカーなどの犯罪のターゲットになりにくいでしょう。
面倒な家事も、運営会社が一部を引き受けてくれる場合があります。
物件によっては週に1〜数回ほど、リビングやキッチン、お風呂といった共用スペースを専門スタッフが清掃してくれます。面倒な家事を減らしたい人にとって、その一部をまるっとおまかせできるのは嬉しいポイントですね。
ただし、すべてのシェアハウスで家事を代行してくれるわけではありません。気になる人は、物件探しの際に希望条件に加えてみるのも良さそうですね。
多くの魅力があるシェアハウスですが、共同生活だからこそのデメリットも存在します。入居してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、注意すべき点もしっかりと事前に理解しておきましょう。
・プライベートな空間や時間の確保が難しい可能性がある
・他人との共同生活ならではの気遣いが必要になる
・友人や恋人を気軽に呼べない場合も
シェアハウスでは、常に他人の気配を感じながら生活することになります。リビングやキッチンからの話し声や生活音が、自分の部屋まで聞こえてくるケースも少なくありません。
特に建物の構造によっては、隣の部屋のアラーム音や話し声まで気になってしまう場合もあります。
物件にもよりますが、完全なプライベート空間・時間を確保するのは難しいケースが多いでしょう。一人の時間を何よりも大切にしたい人や、音に敏感な人にとっては、ストレスに感じられるかもしれません。
年齢も職業も、育ってきた環境も違う人々が一緒に暮らすため、ささいな価値観の違いがストレスに感じることもあります。
例えば、
・生活リズム(夜型か朝型か)
・衛生観念(きれい好きか、大雑把か)
・騒音に対する感覚
など、共同生活をしている人によって異なる部分は意外と多いです。他人に気を遣いながら生活する中で、疲労を感じてしまう可能性もあるでしょう。
また多くのシェアハウスでは、住人同士のトラブルを避けるために「シャワーの利用は一人30分まで」「洗濯機の利用は予約制」といった独自のルールを設けています。
他の住人と譲り合いながら、決められたルールの中で生活する必要があり、一人暮らしほどの自由を感じづらいかもしれません。
自分の部屋であっても、友人や恋人を自由に招待できない場合があります。セキュリティの維持や他の入居者への配慮から、来客に関するルールはきちんと定められているのが一般的です。
「来客は一切禁止」「訪問は事前申請が必要」「宿泊は不可」など、物件によって規則もさまざま。特に女性専用シェアハウスでは、家族であっても男性の立ち入りを全面的に禁止している場合も少なくありません。
自分の部屋へ気軽に友人を呼びたいと考えている人は、シェアハウスを選ぶ際に物件ごとの規則もきちんとチェックしておきましょう。
ここまでご紹介してきたメリットやデメリット、費用の相場を踏まえ、シェアハウスが向いている人の特徴を5つまとめました。
・初期費用や家賃を抑えたい人
・人との交流や新しい出会いを楽しみたい人
・協調性があり、共同生活のルールを守れる人
・家具・家電を揃えずに、気軽に引越したい人
・一人暮らしに寂しさや不安を感じる人
たくさんの魅力があるシェアハウスですが、ストレスを感じやすい人がいるのも事実です。もし、以下のようなタイプに当てはまるなと感じたら、少し慎重に考えてみるのが良いかもしれません。
・家ではひとりの時間を大切にしたいと考える人
・生活音や汚れなどに敏感な人
・自分の生活リズムをなるべく乱されたくない人
・人付き合いが苦手な人
しかし上記に当てはまる人でも、シェアハウスのタイプやコンセプトによっては問題なく生活できるかもしれません。また「goodroom residence」なら、共用部を活用しながら賃貸のようにプライベート時間を重視した生活も可能です。
「シェアハウスの交流は楽しそうだけど、自分だけの空間も大事にしたいな。」
「一人暮らしの気楽さは好きだけど、共用部が充実している暮らしにも憧れる……。」
もしそのように感じているなら、シェアハウスだけでなく「goodroom サブスくらし」もおすすめです。
「goodroom サブスくらし」は、さまざまなマンスリー物件やホテルに2週間から住める、新しい暮らしのサブスクサービスです。厳選されたマンスリー物件が揃っており、もし物件が合わなくても短期間で住み替え可能です。
また通常のシェアハウスよりもプライバシーを確保できる物件も揃っています。
「普通の賃貸物件とは違う暮らし方を楽しんでみたい」
「でもシェアハウスに住んでみようか悩むな……。」
という人でも、ぴったりな物件が見つかるかもしれません。
中でも、goodroomが運営する「goodroom residence」は、まさに「賃貸とホテルの良いとこどり」をした、新しい住まいの形です。
個室には生活に必要な家具や家電が揃っており、賃貸物件のようにプライバシーを大事にしながら暮らせます。
個室だけでなく、共用部も注目ポイント。通常の一人暮らし向け賃貸物件では決して手に入らないような、さまざまな共用部を好きなときに利用できます。
・本格サウナ
・ワークラウンジ
・カフェ
・シェアキッチン
・フィットネスルーム
初期費用は不要。ホテル・マンスリーレジデンスのサブスク「サブスくらし」にて、最短14泊から利用できます。
「シェアハウスはやめておいたほうが良い」という意見は、シェアハウス自体が悪いというよりも「自分に合わない物件を選んでしまった」というミスマッチが原因と考えられます。
シェアハウスには独自のメリットが多くある一方で、デメリットや注意点があるのも事実。どちらもきちんと把握した上で、シェアハウスでの暮らしをスタートするのがベストです。
ネガティブな意見も、あくまでシェアハウスのひとつの側面に過ぎません。前述した「シェアハウスの選び方」を参考に、なるべく後悔のないよう物件を選びましょう。
気心の知れた友人と一緒に暮らすのも、シェアハウスならではの楽しみですね。困ったときに「ちょっと助けて!」と言える、気心の知れた相手がすぐそばにいるのも、とても心強いでしょう。
しかし、一緒に暮らすことで、今まで知らなかった価値観や生活習慣の違いが見えてしまう可能性もあります。その結果、かえって関係にヒビが入ってしまうことも。
特に、お金の使い方や「これくらいきれいならOK」といった生活での感覚の違いは、大きなトラブルの原因になりかねません。
もし友だちと一緒に住むなら「親しき仲にも礼儀あり」を徹底することが何よりも大切です。家賃の支払いはどうするかや、掃除の分担、お互いのプライベート時間の尊重など、暮らしのルールについて入居前にしっかりと話し合っておきましょう。
またルームシェアをする場合、必ず「ルームシェア可能物件」を選びましょう。一般的な賃貸部屋でルームシェアを勝手に始めるのはNGです。
「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのマンスリーレジデンス、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。
家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。
goodroom が運営するマンスリーレジデンスにプラスして、全国47都道府県700施設以上のホテルが利用可能。
毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?
「goodroom residence」は、1ヶ月単位で契約できる goodroom の マンスリーレジデンスです。
goodroomがセレクト・造作した家具が揃っているため、新たに購入する必要がありません。一部施設では水回りやキッチンが共有ですが、その分掃除はgoodroomにお任せ!仕事やプライベートに時間を費やせます。
また、広々としたワークラウンジから、サウナやカフェまで、賃貸とは違い共有部が充実しているため、仕事・プライベート共にいろんな過ごし方が実現できます。
賃貸とホテルの中間のような、新しい住まいのサブスク。これまでにない、もっと自由なお部屋探しを始めてみませんか?
織田諒
織田諒
編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。