今昔が交わる北風
2K(29.75㎡)
家族が増えるタイミングで、現在の住まいへ引っ越しを決められたちいさん。おうちでの時間が充実したものになるよう、こだわりのインテリアでつくられたお部屋についてお話を伺っていきます。
text & photo : Tsubottle
室内の広さを重視して、現在のお部屋はスピード感持って決定することを意識したと話すちいさん。
「2人目の子どもが産まれるタイミングで、37㎡の住まいが手狭になり、引越しを考える様になりました。住まい探しの中で、良い物件は急がないとすぐに埋まってしまうという経験をしたことがあり、築年数・部屋の広さ・家賃等、条件が揃っていたこのお部屋は、見つけた翌日に内見・契約とすぐに進めましたね。」
こだわりのインテリアに囲まれたお部屋ですが、「インテリアはまだまだ初心者なんです」と話すちいさん。お部屋づくりのはじまりは、前の住まいでふと芽生えた気づきがきっかけでした。
「1LDKの家で家族3人で暮らしていた住まいでは、もう本当に家がごちゃついてしまっていました。お部屋のことを考えることも諦めて過ごす日々で、広い家じゃないからとお部屋のせいにしていました。」
「ただ自分の人生を立ち止まって考えた時に、このままじゃダメだということを考えることがあったんです。職場環境が嫌だったら転職すれば良くなるとか、職場が嫌だから結婚すれば幸せになれるとか、逃げるように次のステップに行ったところで、根本的に自分が変わらないと本当の幸せが手に入ることはないと自分自身の経験から気づきがありました。」
「このまま、また逃げる様に新しい住まいを変えても同じことになる。今できる何かをクリアしてから次を考えようと思い、1LDKだった部屋の仕切りを外してワンルームに変えてみたんです。広く見える様になったお部屋にフロアシートを敷いてみると雰囲気も変わって見えました。そして、憧れだったデザイナーズ家具も取り入れることによって、好きじゃなかった部屋がこんなにも好きになれるんだなっていう経験に繋がりました。」
経験を元に、自ら手を加え、気に入ったものを置けるよう努力するようになったと話すちいさん。
「好きになる努力をして、好きになった前の住まい。自分もお部屋もレベルアップしてから今の住まいに引っ越したので、よりインテリアが楽しめるようステップアップできたなという感覚がありますね。」
家族が増えると、必要なものも多くなり、生活感も出てしまいがち。ちいさんの住まいでは収納アイテムにもこだわりを持つことで、心地よい空間を維持されています。
「賃貸だとどうしても、収納が限られてしまいます。そのため、好きな収納家具やアイテムで収納を増やしつつ、お部屋も好みの空間に整えられるようにしました。」
ボックスの中には、パソコン仕事の効率を高める機材や、リモコン類をまとめて収納。
好奇心旺盛なお子さんの目から遠ざけることもできて一石二鳥ですね。
お子さんは二人ともまだ小さいこともあり、お部屋はすぐに散らかってしまいがち。ちいさんは、厳しく決めすぎない収納で心落ち着く住環境を整えられています。
「モノの帰る場所を決めて、部屋がごちゃつかないように気をつけています。」
これまでの生活で集められてきた大切なインテリアが映える空間を作られているちいさん。今後は今のお部屋の理想をより突き詰めていきたいと話します。
「今の住まいで、大きく変えることはないと思っています。テレビを無くして、プロジェクターにすることで、空間をすっきりさせたいとか、お気に入りの照明やコンパクトなUSMハラーをもう少し買い足したいとか。今のお部屋の脇を固めるように理想の空間へ近づけていきたいですね。」
仕事と暮らしで生活のほとんどを過ごすことになるお部屋と、自分が納得行くまで向き合い、空間づくりに取り組まれているちいさん。次のステップアップへ、確かな歩みの後を感じる住まいでした。
ちいさん(@_____chii708)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/_____chii708/
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Tsubottle(つぼとる)
Tsubottle(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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