楽しみ方は十人十色。ホテル暮らしの食生活をのぞいてみた
goodroomジャーナルでは、これまで20人近くのホテルパスユーザーの皆様に、ホテル暮らしの様子についてインタビューしてきました。取材させていただいた皆様それぞれの「ホテル暮らし」は、まさに十人十色。 今回は、これまでのインタビューを振り返りながら、ホテルパスユーザーの実際の「食生活」を覗いてみようと思います。みなさんはどのように、ホテル暮らしの中で食事を楽しんでいるのでしょうか?…
「ホテル暮らし」という暮らし方が少しずつ広がり始め、goodroomホテルパスはサービスとして2周年を迎えることができました。2周年の記念と感謝を込めて、2022年6月18日には会員限定イベントを開催しました!その中でも盛り上がりを見せた企画が「ホテル暮らしのプロに聞く、10のコツ」。その様子をお届けします!!
Text:REI SATO
お答えいただいたのは、ホテル暮らし歴約2年のA.HさんとT.Oさん。感じているホテル暮らしのメリットはそれぞれですが、2人とも少ない荷物で軽やかにホテル暮らしを楽しんでいる印象でした。どんな暮らしの工夫をし、なぜホテル暮らしを続けるのでしょうか?
ーホテル暮らしを始めたきっかけ、続ける理由は?
A.Hさん:私は一人暮らしを経験したことがなく、実家を出てすぐホテル暮らしを始めました。実家を出る際、賃貸暮らしも検討しましたが、出張でビジネスホテルに泊まった時に「ふかふかのベッドとお風呂があれば十分じゃん」って思ったんです。あとは、部屋の片付けが苦手なので、ホテルの清掃サービスに本当に助けられています。
T.Oさん:ある事情で実家を出なくてはいけなくなった時、自分の人生において「安定」ってないんだなって気がついて。その気づきが暮らしにも影響を与えて、ミニマリストかつホテル暮らしに気づいたらなっていました。もともとフットワーク軽く生きていきたい気持ちを持っていたので、楽に続けられていますね。
ーどれくらいの荷物を持って移動していますか?
A.Hさん:荷物は大きいスーツケースと段ボール2〜3個、移動はタクシーでしています。実家が近いので置けるものは置いてくるようにしています。
T.Oさん:僕は小さめのスーツケース1個だけです。今の季節は服も2着しか持っていなくて、ホテルではホテルのパジャマを使うようにしています。モノを減らすためのコツは、持ち物を紙に書き出して、本当に必要かどうか吟味することです。これを繰り返したらここまで断捨離できました。荷物が少ないからこそ、ホテルを変える際の移動は徒歩か電車で身軽に移動しています
ー毎日の食事はどうしてる?健康に変化は?
T.Oさん:朝と昼ごはんなしで、お腹が空いたらナッツを食べるようにしています。夜は焼肉とかその日食べたいものを食べる。
東急ステイ築地に住んでいた時は、ミニキッチンや家具家電がついていたので週5で自炊していました。自炊がしたくなったら、キッチン付きのホテルに移動するようにしています。
A.Hさん:私はスーツケースに入るサイズの小さなマルチクッカーを持ち込んで、ホテルの部屋で野菜スープや炊き込みご飯を作って食べています。外食が好きなので自炊と織り交ぜながら過ごしています。
健康でいうと、ひとつ気になるのが乾燥ですね。大体のホテルは加湿器がついているので、押し忘れないようにだけ注意しています。
ー住民票はどうしてる?
A.Sさん:実家が都内なのでそのままにしています。
T.Oさん:僕も今は実家ですけど、実家がなくなったとしたら安い賃貸を借りて荷物置き場として使うのはアリかなあと思っています。
ーゴミ捨てについて、困ることは?
A.Hさん:あんまり困ったことがなくて、ホテルのドアの前に置いておけば、いつの間にか回収してくれます。段ボールも同様です。
T.Oさん:例外でハサミやスプレー缶などがあるときは、受付に持っていくようにしていますね。
ーホテル選びのポイントは?どのくらいの頻度で変えている?
A.Hさん:水道光熱費込みで大体同じくらいの金額になるように、ホテルを選んでいます。2〜3ヶ月くらいで変えてますね。
選ぶポイントとしては、「住んでみたかった街」を選ぶようにしています。図書館でよく仕事するので、いい図書館を探してみたり、素敵なご飯屋さんが多いところを探してみたり。最近は、図書館がコワーキングスペースみたいに充実しているところもあって、すごく便利なんです。
T.Oさん:僕も3ヶ月に1回くらいですね。条件としては、コインランドリーがホテル内にあること。僕は服が2着しかないので、2日に1回洗濯しています。ホテルのパジャマで外に出るわけにいかないので(笑)。
ーお洋服事情が知りたい!衣替えの時期はどうしてる?
T.Oさん:僕は衣替えも含めて、春と秋用、夏用、冬用で合計6着ですね。預かりサービス等は利用せず、全てスーツケースで持ち歩いています。
A.Hさん:いくつか持っている服もありますが、服をレンタルできるサブスクリプションサービスをよく使っています。私が使っているのは、月1万円くらいで3着ずつ、何回でも借り換えられるサービスです。最近は、オプションで選べるブランドも増えてきていて。今日の服もサブスクでレンタルしたものです。
ーホテル暮らし1年目が終わって、2年目に入って変わったことは?2年目になっても慣れないことはある?
T.Oさん:ホテル暮らしになってから、すごく仕事に集中できるようになったと思います。環境のおかげもあり、仕事でも結果が出て来ています。
慣れないことは、ホテルの受付の方がいつも「いってらっしゃい」って言ってくれるのが少し照れくさいこと(笑)。ちょっとコンビニ行くだけでも声かけてくれるので、申し訳なさと恥ずかしさがありますね。
ー仕事はリモート?椅子が合わないときはどうしてる?
A.Hさん:完全にリモートワークです。椅子に関しては、姿勢を矯正してくれる座布団を買いました。ホテルが快適すぎてダラダラしてしまうので、それは少し課題ですね(笑)。
T.Oさん:週に2日出社して、残りの3日はリモートワークです。椅子が合わないことは結構あったんですけど、僕は我慢しちゃいました。椅子を搬入することもできると思いますが、移動するときの送料を考えるとまだチャレンジできてないですね。
ー勤め先の理解は?
A.Hさん:会社の人たちは結構おもしろがってくれますね。うちの会社はわりとゆるいほうで、交通費の申請の時もメモ欄に「今はここに長期滞在しています」と書けばOKしてくれます。職場のミーティングの時も「今どこのホテルに住んでるの?」って聞いてくれて、アイスブレイクにもなります。
T.Oさん:ホテル暮らしを始めた時期と、今の会社に入った時期が重なっていたので、最初から「ホテル暮らしの人」って理解されてました。面接の時から否定されることはなく、むしろ興味を持ってくれる人が多いと思います。
*
ホテル暮らし歴2年のおふたり。ホテル暮らしを始めた動機はそれぞれですが、マイルールやマイルーティンをつくったり、便利グッズを集めてみたり、小さな工夫の積み重ねで、自分らしいホテル暮らしを楽しんでいる様子でした!
今後も、ホテル暮らし経験者のさまざまな声をお届けしていく予定です。もっとこんな声が聞きたい!というご要望がございましたら、ぜひアンケートフォームからご連絡くださいね!
「goodroom サブスくらし」は、月額69,800円から、家具・家電つきのマンスリーマンション、そしてホテルに自由に住み替えが可能なサービスです。
家具や家電、WiFiなど、必要なものが揃っているので、引越しで用意するのは、スーツケースひとつだけ。敷金・礼金などの初期費用もありません。
さらに、goodroom が運営するマンスリーマンションにプラスして、全国47都道府県800施設以上のホテルが利用可能。
毎月自由に住む部屋を変えられて、リーズナブルに好きな街に住む。そんな賃貸より身軽な暮らし方を実践してみませんか?
「goodroom サブスくらし」の詳細はこちら
https://livingpass.goodrooms.jp/
いただいた質問に、 goodroom スタッフがお答えします。
下記フォームより、お気軽におしらせください。
読み込んでいます…
▼新しく追加されたホテル情報など、最新情報をほぼ毎日更新中!
佐藤伶
佐藤伶
編集部所属。ライター・編集者。猫2匹、住まいは東京。喫茶店と古本屋巡りなど、古いものが好き。パリのアパルトマン住まいに憧れています。