TOMOS 巡り巡る
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自分が自分らしくいられるように、心地よく暮らせる街は自分で選ぼう。22回目にご紹介する街は、メディアなどでも度々紹介される日本一長い商店街で有名な「戸越銀座」駅。商店街を一本入るとまた変わってくる景色もあわせてご紹介します。
text : ASAKO MIYAKE
goodroomのスタッフが住んで本当に良かった街を紹介する連載。22回目にご紹介するのは、東急池上線の走る街「戸越銀座」です。
戸越銀座といえば、誰もが思い浮かべるのが「商店街」ではないでしょうか。
また「戸越銀座」の名前の由来は、江戸時代、現在の戸越を超えると相模の国(現在の神奈川県)に入ることから、“江戸越えの村”と呼ばれ、やがて“戸越”という名前になったというもの。そして当時日本一の商業地であった銀座の賑わいにあやかりたい、という想いから“戸越”と“銀座”を合わせて“戸越銀座”と名乗り始めたのが始まりだといわれています。
江戸の時代から現在まで、変わらず商業の街として栄え続けてきた、戸越銀座。商店街だけではない、生活のしやすさも垣間みれましたよ。さて、今回も生活者の目線で、街あるきスタートです。
戸越銀座駅は、東急池上線が走る街。池上線は、山手線などが走る五反田駅と、京浜東北線などが走るJR蒲田駅をつないでいます。車両数は3両と小さく、また主に住宅街がメインの街を走る沿線のため、あまり乗車したことがない方も多いかもしれません。
しかし、オフィス街も多く、商業施設も多い五反田駅までは2駅と都心へのアクセスは良く、もう一方のJR蒲田駅から徒歩10分の場所にある京急蒲田駅を使えば、羽田空港まで電車で10分程度で行けて便利。戸越銀座駅から徒歩5分の場所にも、羽田空港方面へ乗り入れている、都営浅草線が走っている戸越駅があり、出張の多い会社員の方などにはおすすめです。
実際に戸越銀座商店街の中を歩いてみます。商店街のシンボルである鳥居がずーっと先まで連なっていて、圧巻の景色です。
どこの街もそうなのですが、駅近くにはやはりチェーン店の飲食店が多いですね。一人で気軽に入れるお店も多いので、食事を外で済ませることが多い方にとってはありがたい。
さて、ここまでひとしきり戸越銀座の商店街のことをお伝えしてきましたが、実はメインストリートだけが魅力ではないのが、この街。
カウンターでサンドイッチを買って、近所の公園「戸越公園」のベンチでいただくのもよさそう。夕方に訪れると、川を眺めながらゆっくり過ごす方がたくさんいらっしゃいました。地域の方の憩いの場所であるようです。
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訪れるまでは「商店街のある街」というイメージばかりが先行していましたが、商店街はもちろんのこと、路地裏にあるお店や落ち着いた雰囲気の公園、静かな住宅街など、魅力がたくさんつまった街だということがわかります。
活気のある街が好きな方はきっと生活を愉しめるはず。まずはぜひ一度、観光気分で訪れてみて、実際の戸越銀座の空気を感じてみてくださいね。
・戸越銀座、武蔵小山、中延、戸越公園、五反田など、近隣の商店街、商業地域が充実。安い八百屋さんなど、物価も安い。
・終電もそれなりに遅くまであり、深夜の女性の独り歩きも結構多いくらいでしたが、電灯が多く安全なイメージがあります。飲み屋の営業時間が21-23時くらいまでなので、飲み過ぎた酔っ払いが暴れるとかいうこともあまり見たことありません。
・車両数が少ないため、朝晩の通勤ラッシュは人が多い。ただ、五反田駅まで2駅であるため、なんとか乗り越えられる。
・戸越公園があり、少し歩けば目黒川の桜も見られる。小さな公園がところどころに設置してある。図書館も数館自転車圏内。
利用可能な沿線:東急池上線
家賃相場:ワンルーム・1K・1DK/8.98万円、1LDK・2K・2DK/12.96万円、2LDK・3K・3DK/–万円
物価の高さ:★★★☆☆
治安の良さ:★★★★☆
子育て環境の良さ:★★★★☆
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三宅朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。