思いを馳せる時間旅行
1LDK(35.35㎡)
インテリアショップでグリーンを買ってきたけど、なんだか最近、元気がない……。そんなお悩み、ありませんか?植物をインテリアに取り入れるときに大切なポイントをまとめました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
インテリアに植物をとりいれたいと思うんですが、育て方が悪いのかすぐに枯らしてしまいます。
どんな植物を、どうやって育てたらいいですか?
お部屋の中で育てる観葉植物。実は「水のやりすぎ」で枯らしてしまう方がほとんどです。
植物に必要なのは、水だけではなくて「光・風」も重要なポイント。
なんだか元気がないな?と思ったら、水や肥料をやる前に、お部屋の中での置き場所を見直してみてください。
耐陰性のある植物をのぞいて、ほとんどの観葉植物は明るい窓際を好みます。
できれば、1日中光をいっぱいに浴びることのできる、南東向きのベランダ、窓際がベスト。
真夏の直射日光や西日があたるような場所の場合にはレースのカーテンなどで調整をしましょう。
ほとんどカーテンを閉め切っている蛍光灯のみのお部屋は「日陰」、光が届かないトイレやお風呂、玄関など白熱球のみのお部屋は「暗い日陰」の環境になります。
「日陰」の場所では、耐陰性のあるモンステラやポトスなどを選ぶと良いでしょう。
「暗い日陰」の場所は、植物にとってはかなり厳しい環境となります。グリーンを置きたい場合は、フェイクグリーンや枝モノなどを取り入れるといいですね。
光合成をする時に必要なものは、光と二酸化炭素。
光は十分にあっても、閉め切った部屋では植物は徐々に弱っていきます。
毎日、換気を十分にすることができる場所に置き、部屋の隅などに置くときはサーキュレーターを用意して空気が循環するように気をつかいましょう。
湿気を好む一部の植物以外は、土が常にジメジメとした状態では根が酸素不足に陥り、腐って枯れてしまいます。
水をやるときは、土の表面と鉢の裏側を見て、しっかり乾いていることを確認してからやりましょう。
水をやるときは「たっぷりと」が基本。下の受け皿に水が出てくるまでしっかりと。受け皿に溜まった水はすぐ捨ててください。
注意したいのが、土が乾燥して鉢との間に隙間ができているとき。鉢と土の間に水が回って、中心にしっかり水がやれないことがあります。
鉢の中心を意識して、しっかりと水が行き渡っているか確認しましょう。
光や風通しの環境が変わると、植物はストレスを感じやすくなります。今までの光の強さと変わると、葉が真っ白になってしまう「日焼け」にも注意が必要。
お店から持ち帰ったばかりの時や置き場所を変える時には、光があたるように置いた状態で、遮光ネットか、ティッシュペーパーをかけて上から霧吹きを。そうやって新しい環境に1週間ほど馴らしてあげるようにしましょう。
お部屋の顔となるシンボルツリーのような、大きな植物を買う時には、できるだけ信頼がおけて相談ができるお店で買うと良いです。
小岩にある『ワールドガーデン』では、厳選して集めた植物がずらりと並び、樹形ひとつひとつを確認しながら好みのものを選ぶことができます。
お店に行く時には、前もって「ここに置きたい」と思う場所の写真を撮っていくのがおすすめ。縦に伸ばすか、横に広げるか、どんな風に育てたいのかを相談すれば、その場所にあわせた植物を提案してもらうこともできます。
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田村美葉
田村美葉
ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。