TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
今回は、男性ひとり暮らしのお部屋を訪問。天井から吊り下げられたドライフラワーと流木が爽やかな風を感じさせるお部屋でした。(編集部)
text & photo : Ken Ohyama
部屋に入って最初に目に付いたのは、ライティングレールから下がるモビールだ。窓から吹き込む風にゆれて、まるで音の鳴らない風鈴だ。さわやか。そしてこれ、なんと自作だという。「ドライフラワーに、テグス通しただけですよ」という三浦さん。ひとり暮らしの男性だ。
これまでtomosの部屋を見てきてつくづく思うのは「素敵な部屋ほど年齢・性別不詳」ということ。20年ほど前、ぼくが学生の頃インテリア雑誌の「お部屋拝見」などで見たひとり暮らしの部屋は、一目で性別がわかるものが多かった。ガーリーであること、男らしいこと、そういうのが良しとされた時代だった。しかし今やちがう。これには、IKEAやMUJIなどの影響もあるだろう。何にせよ、良い時代になったと思う。「男らしい」とか、すごく苦手。
などと、軟弱者のぼくは勝手に三浦さんを同志だと思ったりしたのだが、聞けば高校の頃からバレーボールをやっていて、今でも社会人バレーを楽しんでいるというスポーツマンだった。
それにしてもほんとうにすてきな部屋だ。2面採光で玄関周りがゆったりしている、間取り自体もいいのだが、やはりなんといっても部屋のいろいろなところにあるモノたちがすてきだ。
旅先で「これは」と思うモノを見つけ、持って帰ってきた結果がこの部屋を作っている。「都内で買うと高いですしね……東京を離れて安くて良い家具を見つけるたびに時々出かける、って感じです」という。ぼくが感心したのはそれでも部屋がモノであふれていないこと。ぼくだったら次々と購入して収拾が付かなくなりそうだ。「郵送費がもったいないので自分で持って帰ってくるんです。だからそんなに多くは買えない、ってことかもしれません」なるほど。
実は三浦さん、現在goodroomで取材スタッフとして働いている。「でもそれ以前からここ(goodroomの部屋)に住んでます」。なんと北海道から東京に来る際に部屋探しをしていたところ、「ここがいいんじゃない?」とお母様がgoodroomを勧めてくれたのだという。お母さん、ナイス! 陽当たりと風通しの良さももちろんだが、この部屋を気に入った決めてはやはり無垢床。「足が触れるところが良いって、いいですよね」。
昨年、服飾の専門学校を卒業したという三浦さん。なぜgoodroomで働いてるんですか? と聞いたところ、「衣」から「住」に興味が移ったから、という。「服だけじゃなくて衣食住すべてに関して提案する仕事がしたくて」。goodroomのほか、MUJIやスポーツクラブなどでバイトをしてきたそうだ。すばらしい!
ぼくは「こういう仕事がしたい!」というような意思とか目標を持たないまま、なんとなーく今の状態になっちゃった人間なので、とても尊敬する。三浦さんの部屋が素敵なのも当然だな、と思った。なんせ自室とは三浦さんが提案したいと思っている暮らし全般の基本的な場だ。
三浦さんのこれからがとても楽しみに思える、そういう部屋でした。ありがとうございましたー。
(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。
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大山 顕
写真と文:大山 顕
“ヤバ景” フォトグラファー / ライター。1972年11月3日生まれ。住宅都市整理公団総裁。出版、テレビ出演、イベント主催などを行う。「”ヤバ景”って何?」「”総裁”っておおげさじゃない?」など各種ご興味がわいた方は OHYAMA Ken.com にいってみてください。
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