TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、暮らしの達人の部屋をたずねます。
1人目は、RoomClipの人気ユーザーで、goodroom のリノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」に暮らす、Atsushiさんの部屋を訪問。ゆっくりと生長するサボテンや多肉植物を中心に、たくさんの珍しい植物たちを紹介してもらいました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
RoomClipの人気ユーザーのAtsushiさんのお部屋を訪ねるのはじつはこれが2回目。前回は2年前、大山顕さんと一緒に伺ったのですが、それから娘さんがご誕生し、三人暮らしになっていました。
「子どもと暮らすようになったので、植物の量はだいぶ減らしたんですよ」
ということでしたが、広いリビングの一角には、厳選された、特にお気に入りの植物たちが大集合。天井から吊り下げられた、大きなビカクシダ(コウモリラン)は、前に拝見した時よりふたまわりほど大きなサイズに。無垢のフローリングや、りんご箱など、ゆっくり経年変化する素材でつくられた室内で、植物たちも日々ゆっくりと成長していくAtsushiさんの部屋は、そんなふうに人も植物も生き物たちも、自然に呼吸ができるような有機的な空間が広がっています。
ショッピングが趣味という水上さん。「叢」の小野康平さんによる、個性的なサボテンに出会ったのをきっかけに、様々な顔を持つサボテンを集めるように。千葉のグランカクタス、岐阜の岐孝園、信州西沢サボテン園など、広大なビニールハウスの中にサボテンがずらりと並ぶサボテン農家にも直接足を運びました。
とても素敵だなと思ったのは、サボテンのメッカである、愛知県にお住まいの奥様のお父様もまた、「サボテン男子」だった、というエピソード。1960年代に巻き起こった空前のサボテンブームで、クラスの男子のあいだでも「ひとりをのぞいて全員がサボテンを持っていた」ほど、珍しいサボテンをコレクションするのが流行していたそう。
「班入り」、「モンスト化」とよばれる突然変異など、サボテンの種類や育て方には必殺技みたいなかっこいい名前がついていて、男子たちが憧れるのもなんだかわかる気がします。
珍しいコレクションの数々は、どれも「偶然の出会い」で手に入れたもの。ひとつひとつの植物を、「この子は……」と我が子のように紹介してくれるAtsushiさん。コレクションを見せびらかすというより、「ともに暮らしている」。そんな自然な雰囲気が、Atsushiさんのお部屋の最大の魅力なのかもしれません。
AtsushiさんのRoomClipアカウントはこちら
http://roomclip.jp/myroom/73892
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